あたしたちの恋模様
▪️自分に正直に
「心結、最近なんかあった?」
ヒロと2人で帰ってると、突然そんなことを言われた。
「なんか……?」
変わったことといえば、悠貴と電話で話して〝好きだ〟って言われたことくらい。
「なんか心ここにあらずな感じしてさ」
「そうかな?」
どうしてこうも、ヒロはあたしの変化に敏感なのだろうか。
「俺、心結のことめっちゃ見てんだからな?」
なぜか得意げに言う。
「ストーカーみたい」
「おい、彼氏にストーカーされるとかどんだけよ」
このあたしたちのテンポのいいやり取り。
これは、1度友達に戻ったからできるようになったものなんだ。
もしあのまま付き合ってたら。
ヒロが浮気をやめることもなかっただろうし、こんなに仲良くなることもなかっただろう。
「ストーカーが彼氏はちょっと……」
「おい、ちょっと本気な感じで嫌な顔するのやめろや」
あたしの髪の毛をワシャワシャって撫でる。
「もうー!ぐちゃぐちゃになる!」
ヒロと2人で帰ってると、突然そんなことを言われた。
「なんか……?」
変わったことといえば、悠貴と電話で話して〝好きだ〟って言われたことくらい。
「なんか心ここにあらずな感じしてさ」
「そうかな?」
どうしてこうも、ヒロはあたしの変化に敏感なのだろうか。
「俺、心結のことめっちゃ見てんだからな?」
なぜか得意げに言う。
「ストーカーみたい」
「おい、彼氏にストーカーされるとかどんだけよ」
このあたしたちのテンポのいいやり取り。
これは、1度友達に戻ったからできるようになったものなんだ。
もしあのまま付き合ってたら。
ヒロが浮気をやめることもなかっただろうし、こんなに仲良くなることもなかっただろう。
「ストーカーが彼氏はちょっと……」
「おい、ちょっと本気な感じで嫌な顔するのやめろや」
あたしの髪の毛をワシャワシャって撫でる。
「もうー!ぐちゃぐちゃになる!」