あたしたちの恋模様
......................................................
「そっか」
あたしの話を聞いたあとすぐににっこりと笑う。
「ほら、座ろ」
向かいの席を指さす。
「う、うん」
どうして、怒らないんだろう。
前のヒロなら、誰か男の子が話しかけてくるだけで嫉妬してたくらいなのに。
「どう思った?」
「え?」
「悠貴と話して……やっぱり好きなんだろ?」
怒るばかりか、こんなことまで言ってくる。
「……なんでそんなこと聞くの?」
「別に俺のことを好きで付き合ってるなんて思ってないよ。悠貴のことを好きなままでもいいから、心結といたいって思ったのは俺だから」
なんだろう。
なんでなんだろう。
怒ってほしいわけじゃないのに。
ヒロに知られたくないから、黙ってたはずなのに。
……どうして、ヒロは怒らないんだろう。
「そっか」
あたしの話を聞いたあとすぐににっこりと笑う。
「ほら、座ろ」
向かいの席を指さす。
「う、うん」
どうして、怒らないんだろう。
前のヒロなら、誰か男の子が話しかけてくるだけで嫉妬してたくらいなのに。
「どう思った?」
「え?」
「悠貴と話して……やっぱり好きなんだろ?」
怒るばかりか、こんなことまで言ってくる。
「……なんでそんなこと聞くの?」
「別に俺のことを好きで付き合ってるなんて思ってないよ。悠貴のことを好きなままでもいいから、心結といたいって思ったのは俺だから」
なんだろう。
なんでなんだろう。
怒ってほしいわけじゃないのに。
ヒロに知られたくないから、黙ってたはずなのに。
……どうして、ヒロは怒らないんだろう。