あたしたちの恋模様
▪️練習試合と彼女
「今日、うちで練習試合だから来いよ」
昼休み。
かすみとお弁当を食べていると、ヒロがやってきた。
「え?なんで?」
「俺の勇姿みたくないのかよ」
「そりゃあ……」
見たいけどマネージャーとヒロがいるところを見るのは嫌だ。
また傷つけるんだ、ヒロは。
「優花ならいないから」
「え?」
優花とはサッカー部のマネージャーだ。
「優花いるから来ないんだろ?」
「あ……」
「あんたねぇ、分かってるならちゃんとしなさいよ!」
かすみがヒロを睨みつける。
「別に俺は何もしてねぇよ。あっちが勝手にくるだけで」
「拒否ればいいじゃん!」
「来るもの拒まずなんでね」
舌を出して開き直る。
「なんでこんなやつがいいの?信じられない」
かすみがはぁっとため息をつく。
「心結ちゃんは俺のことが大好きだからねー」
あたしの頭をポンポン撫でる。
「ほんとにいないなら行く……」
ヒロに頭を撫でられれば幸せな気分になって、こうして従ってしまうんだ。
昼休み。
かすみとお弁当を食べていると、ヒロがやってきた。
「え?なんで?」
「俺の勇姿みたくないのかよ」
「そりゃあ……」
見たいけどマネージャーとヒロがいるところを見るのは嫌だ。
また傷つけるんだ、ヒロは。
「優花ならいないから」
「え?」
優花とはサッカー部のマネージャーだ。
「優花いるから来ないんだろ?」
「あ……」
「あんたねぇ、分かってるならちゃんとしなさいよ!」
かすみがヒロを睨みつける。
「別に俺は何もしてねぇよ。あっちが勝手にくるだけで」
「拒否ればいいじゃん!」
「来るもの拒まずなんでね」
舌を出して開き直る。
「なんでこんなやつがいいの?信じられない」
かすみがはぁっとため息をつく。
「心結ちゃんは俺のことが大好きだからねー」
あたしの頭をポンポン撫でる。
「ほんとにいないなら行く……」
ヒロに頭を撫でられれば幸せな気分になって、こうして従ってしまうんだ。