あたしたちの恋模様
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「そっかー、ついに別れたんだ」



次の日。
朝、かすみにすぐに報告をした。



「うん、もう耐えれなくて……」


「それがいいよ。あんな最低男さ……」


「あんま大声で人の悪口言わないでもらえるかな」



後ろからそんな声が聞こえてきて慌てて振り向く。



「ヒロ!」


「げっ」



ヒロが澄ました顔をして立っている。



「心結、色々ごめんな」


「ううん……」


「あと、最後泣いたりしてごめん。かっこ悪いよな」



恥ずかしそうに照れた顔をする。



「……ヒロ」


「心結はもう俺に気持ちなんてないかもしれないけど、俺は変わらないから」


「え?」



ヒロの言葉にドキンと胸が高鳴る。



「諦めないからさ。心結に一筋だってところ見せるから」



ポンっとあたしの肩を叩いて前を歩く。


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