あたしたちの恋模様
◇chapter.2
▪️好み
『今更だけどLINE交換しようか』
毎日の日課の悠貴との電話。
そんなことを言われたのは、冬休みの真っ只中の12/31。大晦日の夜だ。
「ほんと今更だね」
おかしくなって笑ってしまう。
『なんかいうタイミングなくてさ。LINEでみんなにあけおめーって送ろうかなーって思ってたら、そういえば俺心結の知らないなって』
「ははっ。待ってね、ID言うね」
『おう、待って』
何やら書くものを探してるようで、ガサゴソと音がする。
『おっけー』
そのうちパチンと音がしたと思ったら、悠貴の声がする。
恐らくボールペンの先を出した音だろう。
「あ、IDなんだけど……」
そういえばIDにはヒロの名前と誕生日がと思い出してハッとする。
『なんだよ。早く言えよ』
「あ、うん。えっと……」
『なにもったいぶってんだよー』
電話の向こうでおかしそうに笑ってる。
毎日の日課の悠貴との電話。
そんなことを言われたのは、冬休みの真っ只中の12/31。大晦日の夜だ。
「ほんと今更だね」
おかしくなって笑ってしまう。
『なんかいうタイミングなくてさ。LINEでみんなにあけおめーって送ろうかなーって思ってたら、そういえば俺心結の知らないなって』
「ははっ。待ってね、ID言うね」
『おう、待って』
何やら書くものを探してるようで、ガサゴソと音がする。
『おっけー』
そのうちパチンと音がしたと思ったら、悠貴の声がする。
恐らくボールペンの先を出した音だろう。
「あ、IDなんだけど……」
そういえばIDにはヒロの名前と誕生日がと思い出してハッとする。
『なんだよ。早く言えよ』
「あ、うん。えっと……」
『なにもったいぶってんだよー』
電話の向こうでおかしそうに笑ってる。