ひざまずいて、愛を乞え~御曹司の一途な愛執~
そして一方、今の自分で思いつく限りの悪口がこれで。
己の経験値の低さと、ボキャブラリーのなさに、情けなくなるが、蒼佑は葵の悪口にまた嬉しそうに目を細めると、ぐっと己の下半身を葵に押し付けてきた。
大きくて、熱い塊がおへそのあたりにぶつかる。
一瞬、押し付けられているソレが何を意味しているのか、葵はわからなかったが、自分を見下ろしつつ、相変わらずニコニコと笑っている蒼佑を見て、ハッとした。
「へっ……へんたいっ……」
「ああ……そんなこと言われると、また興奮するな」
だが蒼佑はそんなことでたじろぐような男ではなかった。
「昔は、コレに気づかれないようにするのが、大変だった……」
なぜか懐かしそうに、しみじみしつつ、そのまままた、葵の唇をキスで塞ぐ。
「んんっ……」
唾液を流し込まれ、逆にすすられる。
せっかくきれいにブローして乾かした髪も、蒼佑の手で乱されて、クシャクシャになっていく。
蒼佑の唇が顎下から、耳たぶへと移動して、舌が穴の中にねじ込まれた。