私はダメなの・・・
セーーーフ!!
間に合った!!

え・・・??
この学科って前後左右どこ見ても男子しかいない??

う・・・そ・・・
確かに今思うと、確認するの忘れてた・・・
私が、この学校受験すると決めたのは本当に突然の出来事だったから・・・

あ!!
前の方に女子が1人いる!!
私助かった・・・
男子しかいなかったら・・・
私、本当にやばかった・・・

「体育館に移動してください。」
事務の人らしい女性が教室に入ってきて声をかけてきたので、体育館に移動した。


大学の入学式なんて、早く終わると思ってたのに、全然違う。
むしろ長い!
学長の話が子守歌にしか聞こえない。
私は、いつも間にか寝ていたらしい。
気づいたら入学式は終わっていた。

入学式が終わって、また教室に戻ってきた。
これからの学校生活などの話を聞いている。
とにかく話が長い・・・

大きなあくびをしてたら、後ろに座ってた?らしい?

「入学式長かったよね!私寝ちゃったもん!」
と、小柄なおしゃれな女の子が、私に声をかけてきた。
「そうだね。私も眠くて寝ちゃってた」
ほんとに眠かった・・・
「やっぱり・・・あ!名前言ってなかったね!私は、藤咲花恋(ふじさきかれん)!よろしくね!」
名前も可愛いなぁ~。
「花恋ちゃん!私は、成瀬茉由です!」
「茉由ちゃん!女の子この学科女子2人しかいないけど頑張ろうね!」
可愛い花恋ちゃんは、性格もフレンドリーで私は4年間大丈夫かなあ~って思った。





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