star start(仮)
「なぁ?シバいていいか?」
と俺が言うと
「シバくのは後にして
早く競技に出てくれない?」
と梅蕾がブラックスマイルで言ってきた。
「あ、はい。
えっと…陽斗と兄貴行くぞ。」
と言うと
「その前に、お着替えしようか?」
と兄貴
「はぁ?着替え?」
と戸惑ってる俺を荷物のように抱え
紙袋を片手にすぐ近くの教室へと
入っていった。
「ちょ、おい!兄貴降ろせ!!!」
と言うと俺を降ろし、
「さぁ、これに着替えて?」
とニヤニヤと笑う兄貴。
渡された袋の中身を見て俺は
「兄貴こんな趣味あったっけ?」
と声に出して言ってしまった。
「ん?何か言ったかな?空羽ちゃん?
着替えないなら…
俺が着替えさせてやっても良いんだぞ?」
とこれまた、ブラックスマイル
「いや、結構です。自分で着ます。」
と言って着替えたものの…
「この格好だと俺バレるくない?」
と兄貴に言うと
「大丈夫だろ。ズラもあるし。
もしもバレた時は、バレたらバレたで
面白いしw」と楽しんでる兄貴
俺は呆れながら、兄貴と陽斗の元へと行き
「おぉ、似合うな」と褒める陽斗を黙らせ
陽斗と兄貴と校庭へと向かった。