star start(仮)
~♪~♪
タイミングを狙ったかのように
誰かの携帯の着信音が鳴った。
俺達を見てから携帯の画面を見て
「…はい。」と蒼空が電話に出た。
「今すぐそっちに向かうよ」
と言うと携帯を切り
「何者でもないけど?
まぁ、気になるなら調べてみたら?」
と平然と答え、フェンスを飛び越えて
そのまま下へと落ちていった。
「「「「「…っ!!!!?」」」」」
俺達が慌てて下を見ると、
からだを捻り綺麗に着地をした蒼空が居
た。
そして何事もなかったかのように
蒼空は俺達に背を向けたまま
手を振り、学校を出ていった。
悠side終