star start(仮)
俺もゼリーを取り出し食べる。
それを見た藜が
「それしか食べないのですか?」
と聞いてきた。
「ん?あぁ…いつもの事だから気にしなくていいよ。
あんまりお腹空いてないから、これで十分なんだ!」
と言うと
「もっと…食べた方がいい」
と眠そうにご飯食べながら言う愛生。
「蒼空…唐揚げ美味しい」
と空舞が不安そうな顔で言う。
「それは、良かったよ!」
と微笑むと空舞は静かに食べ始めた。
ゼリーを食べ終え、気まずくなった俺は
「陽翔のとこ行ってくるよ」
と言って立ち上がった。
「うん。行ってらっしゃい」
と空舞が言ったのを聞き俺は、空き教室を出た。
(いつも俺の後、着いてくるのにな…)
理事長室に、着いた俺は、
陽翔にイチゴミルクとミルクティーを貰い
空き教室へと向かった。