star start(仮)
「「桃さん!!!」」
と桃城さんを見つけた俺達は手を振った。
俺達に気付いた
桃城さんは、笑顔で俺達に手を振りかえし
俺達は桃城さんに、今日の事を
早く話したくてワクワクとした気持ちで
信号待ちをしていた。
信号待ちをしてると、1台の赤い車が
もうスピードで赤信号を無視し
俺達がいる方向へ走ってきた。
父さんと母さんは、
俺達を守るように強く抱きしめた。
周りに同じように信号待ちしてる人達も
少し怯えた様子で「危ないわね…」と口にしていた。
次の瞬間…
ドンッ
と言う衝撃と倒れる感覚
そして重さを感じた。
周りに倒れる人達…
叫んで助けを呼ぶ人達…
それに混じって、桃城さんが
俺達の元へと走って来た。