私の声は君だけのもの


夕飯を食べてお風呂からあがって直ぐ、歩都と練習したように転んだふりをした


優希は私を受け止めてくれた

「大丈夫?」

「……うん…」

ここでも優希は変わった様子がなかった






優希もお風呂からあがってきたらいつもみたいに二人でソファーに座った


ここでも歩都に言われた通りに行動に移す

今日はいつもなら寝るときはズボンだけどスカートにした

そして覚悟を決めて、優希の脚の上に優希と向き合うように股がって、優希に抱きついた


少しの沈黙の後、優希は頭を撫でてくれるだけだキスはしてこなかった



歩都との特訓の成果を出しきったのに優希がキスをしてこなかったことが悲しくて涙が出てきた




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