私の声は君だけのもの
優希がお風呂に入ってから暫くして、優希のマネージャーの雅人さんから電話がかかってきた
「こんばんわ、私です」
『こんばんわ、夏音ちゃん
今日の打ち上げでシキのやつすっごい飲まされちゃって
あいつ酒は強いんだけど、今回は流石に心配になって電話かけてたんだけど中々繋がらなくて……、大丈夫そう?」
雅人さん今更すぎる!
でも、そんなことを言えるはずもなく大丈夫だと言おうとすると、横から電話を取られた
「夏音に用があっても電話しないで
じゃあね、雅人」
そう言って優希は勝手に通話を終わらせる
「もう!勝手に切らないでよ!」
そういうと、さっきまでの色気はどこにいったのか、優希は急に子供みたいに拗ね始める
「夏音は、俺より雅人との電話の方が……大事?」