私の声は君だけのもの
「…それ、意味わかって言ってんの?」
「………うん」
ドサっ
私の隣に倒れ込む優希
「すっげぇ…嬉しい……
でも今やったら、酒で流されたみたいになっちゃう
夏音は大事にしたいから、すごく嬉しいけど、今日はやめとく」
そういって、いつもより少し強く私を抱き締める優希
私は優希の言葉が嬉しくて、優希に隠して泣いた
多分、優希は泣いていた私に気づいていたけど
「……愛してるよ、夏音」
それだけを囁いて瞳を閉じた
〜End〜