私の声は君だけのもの
チョコレートが入っていた箱がひっくり返ってチョコレートが散らばる
ふとそっちに目が行った時に、チョコレートの成分表示にアルコールが入っていることに気がついた
……まさか…な、少ししか入ってないし…
夏音に一応確認する
「……酔ってるの?」
「?お酒なんて飲んれらいよ」
……明らかに酔っていて、呂律が怪しい
どうしようかと思っていると
「……優希…だっこ…」
そう言って俺を見上げる夏音
上目遣いになっている上に酔っているせいで顔が赤くて、何かやばい
いつもは恥ずかしがってだっこを嫌がるのに、自分からだっこをお願いしてくる夏音が可愛すぎて、俺の膝の上に乗っける
すると、満足そうに微笑んでから、夏音から俺にキスをしてきた