私の声は君だけのもの

どうしてもその少女が欲しいと思った


今まで何にも興味すら持てず、執着することがあるなんて考えてもみなかった俺が



自分で自分に驚くと同時に俺はその少女に無意識に声をかけていた




「俺と一緒に暮らさない?」




少女は頷いて直ぐに意識を飛ばした



それを見て俺は人生で始めて慌てると、なぜか満たされた気持ちになり、少女を連れて家へ帰った

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