私の声は君だけのもの

「これからもずっと俺と一緒にこの家で暮らさないか?」


「いいん…ですか?」


「良いも何も俺が君と一緒に暮らしたいんだよ」


「でも私……そんなに良くしてもらう理由が……」


「俺が君の唄を独り占めしたいだけだから
ってことで決まりね

明日から君は椎名夏音

俺のことは優希って呼んで
敬語もなしね」


色々と一気に環境が変わっていって慌てる私


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