私の声は君だけのもの

side優希



夏音と出会った次の日も俺はいつものように仕事があった


今日は雑誌の撮影だけだから早く仕事が終わる

そのあとに夏音の誕生日プレゼントでも買おうかと考えていると


ガチャッ


ドアが開いた


そこにいるなぜか目を見開いてこっちを見ているのは、俺のマネージャーの城島 雅人

俺が芸能界に入ってからずっと俺のマネージャーをしている

話によると凄腕らしい


そんな事を思っていると…


「シキ?!今お前!笑ってなかったか?!」

「気のせいじゃないの?」

「俺、初めての見たんだけど」

「うるさい」


本当にうるさい

せっかく夏音のこと考えててちょっと気分が良かったのに


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