私の声は君だけのもの

こうして始まった雑誌の撮影


「今日は調子が良いね!」

「…ありがとうございます」


「体調が良いのかな!」

「普通ですね」


なぜか今日はカメラマンがいっぱい話しかけてくる


正直どうでも良い
早く終わらせてほしい


「今日、何か良いことでもあるの?」


そこで思い浮かべるのは夏音への誕生日プレゼント

それをあげたときの夏音を考えるとそれだけで何か満たされる感じがする

自然と笑顔になれるんだ


「ッ……!」



パシャッ、パシャ



ここで何枚か撮られて今日の撮影は終わりとなった


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