私の声は君だけのもの
次の日、俺は雅人に夏音のことをしつこく質問攻めにあっていた
俺が無視し続けてもずっと質問攻めにする
「うるさい」
「じゃあ、その子に今日会わせてくれたら近いうちに、休暇をとってあげるよ!」
夏音の生活用品を買わなきゃだと思っていた俺は渋々了承した
その後、仕事を終えた俺たちは帰路についた
雅人に夏音を紹介している間、俺はイライラして仕方がなかった
雅人は俺が夏音を拾ったときいて驚いてはいたが、できるだけサポートをすると応援してくれた
その数日後に発売された雑誌では、シキが笑っている写真があると話題になり、その後、益々シキの人気はとどまるところを知らなかった