私の声は君だけのもの
数年後
side夏音
今日は高校の入学式
それと同時に4月4日は優希の誕生日だ
私は毎年優希の誕生日に優希に手作りのケーキと、自分で作ったオリジナルの曲をプレゼントしているの
優希と私の誕生日は毎年二人きりでお祝いしている
私は高校には家から一番近い公立の高校にした
今日プレゼントする唄を口ずさみながら登校していると、校門の前に人だかりができていた
私は少し邪魔に思いながらも人だかりを無視してクラスへと向かう