私の声は君だけのもの
えーと、席は……窓際後ろから2番目だ!
まぁまぁ良い席で嬉しく思いながらも席につく私
すると廊下から
「きゃー!!アユーー!」
「何か弾いてー!!」
「付き合ってー!」
などと黄色い悲鳴が聞こえてきた
ふと廊下を見ると真っ黒なサラサラな髪
同じ色の吸い込まれそうな鋭い切れ長な瞳
鼻筋も綺麗に通っている男の子と目があった気がした
沢山の女の子に囲まれているその人は声をかけられても迷惑そうにすべて無視
モテてるなー
なんて思っていると私の後ろの席らしい