私の声は君だけのもの
交差する想い
side優希
今日、雅人にできる限りのことをやると言っておきながら結局俺はまた逃げてしまった
こんなに夏音のことを愛しているのに、そばにいてほしいだけなのに
本当は夏音のバンドも駄目だと言いたかったけど、夏音に嫌われたくなくて結局許可してしまった
もうこれで夏音の唄は俺に向けられたものは聴けなくなってしまった
次の日、夏音からバンドが本格的に活動することを聞いた
元々テレビに出ていたバンドらしく時期に芸能人の仲間入りをするということ
練習を放課後がっつりするから泊まり掛けの日もけど家事はこなすから、食事は温めて食べてほしいということ
を聞かされた
この日を境に夏音との時間が激減した