私の声は君だけのもの
仕事にいっても毎日のように心配される
最近では「体調は大丈夫?」が挨拶のようになってしまっている
俺は本当に夏音がいないとダメなのに、夏音は俺がいなくても大丈夫だ
その事実に俺は心が折れかけていた
毎日、夏音がいない寂しさを埋め合わせるかのように、知らない女を抱く日々
その度にその女に夏音を重ねて欲をぶつける俺は本当に最低だ
でもそうでもしないと、苦しすぎて生きて生けなかったんだ