私の声は君だけのもの
そして夏音は歌姫と呼ばれるようになり、俳優やモデルの俺とは違う、歌手としての高みへと向かっていってしまった
もう俺だけの夏音ではなくなってしまった
その1ヶ月後くらいに楽屋で夏音と歩都の熱愛報道を見てしまった
俺達の熱愛報道が漸く収まってきたのに、こんなのは知りたくなかった
しかも世間での評判が良いらしい
俺がどんなに夏音とそうなれることを望んだことか
そんなことを想いながら俺は目の前が真っ暗になった