君の側にいるだけで
次の日自分は学校に行くのが怖くなった
もしかしたら自分の居場所がなくなっているかも知れないと思ってしまったから
「おはよ、穂香」
良かったまだ、あったんだ
何でこんなに必死になってんだろう、自分
「お、おはよ和泉君」
HRが始まった。
「なぁなぁ穂香、手出して」
手を出すと和泉くんは自分の手を捕まえてそのまま離してくれなかった
恥ずかしくて恥ずかしくて抵抗したけど離してくれなかった
「誰にも見つからないか試してみようぜ」
だめ、やめてよ、そんな笑顔見せないでよ
結局自分はHR中ずっと手を捕まえられていた
どうして、好きでもない子にそんなことが出来るの?
ずっと疑問に思ってた