君の側にいるだけで

「あの、さっき何で笑ったんですか?」
少し勇気を出していってみた
「だって、お前俺が、昨日のあれを見られたからには命はないぞー!と言うと思っただろ?」
  図星です
「お、思ってなんか「顔」
「えっ?」
「お前顔に出てる、図星だってな」
か、顔!?自分は思ったことすぐに口に出さないけどまさか顔に出てるなんて.....
なんてこったーーー
「ぷっ、お前今ヤバイって思ってるよな」
「うっ、おっしゃる通りです」
「別に俺昨日のこと怒ってない、むしろ嬉しかった」
「嬉し...い?」
いやいや、昨日のあれは怒っていたでしょ
怖かったもん
「違うって思ってる」
「だって、あの時和泉くん....顔怖かったから」
「あー、それでか。あれは.....いつか話すよ」
「いつかっていつ?」
「いつかはいつか、俺とお前が仲良くなったら話してあげる」
「仲良く?」
「そ、仲良く」
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