Ride on Love~かけがえのない恋~
すると、何気に止めに入った芽衣。

これが意外にも上手いものだった・・・。

『こんにちはー。どうしたの?何喧嘩してるの?』

彼女の声に振り向く純菜と武志。

『・・・あんた誰?』

『誰って言われても・・・。今日からここの大学に入るんだけどさ、あなた達見てたら面白くてさ。にしても随分大きな声で言ってね。何があったの?』

『いや、この女が俺の隣で居眠りしてて何度起こしても起きないし、それで頭に来たから軽く説教してたんだよ。』

『へー・・・。でも、居眠り位誰でもするでしょ?疲れてたんだよね?』

芽衣は、純菜に問いかけた。

『うん・・・。そう、昨日広島から帰って来て、今朝バタバタしてたの。』

『ほら、ちゃんと理由があるならいいじゃない。許してあげたら?』

『そんなの知るか!俺、こいつと何の関係もないし。』

『あたしもこんな最低な男はお断り!』

『あらあら・・・・。まあ元気な2人だこと・・・。(笑)』

『元気じゃねーよ!!迷惑なの!』

『お互い様!!・・・ったく、無駄な時間使ったよ・・・。最悪・・・。』

『まあまあ落ち着いて・・・。あ!あたしは芽衣。良かったら仲良くして。2人の名前教えてよ。』

『あたしは、純菜です。宜しく。』

『・・・俺は、武志。宜しく。』

『純菜ちゃんと武志君か。仲良くしようね(笑)』

『俺は、芽衣ちゃんなら仲良く出来るよ。』

嫌味に言う武志。

それを聞いた純菜は・・。

『あたしも女の子限定なら仲良くなれるな。男は論外で!!!』

純菜は、そう言いながら芽衣の傍にくっついた。

『へー、それは良かったことでー。』

武志は、純菜にあっかんべーの顔していた。

すると純菜も同じ様にいーだの顔で歯茎を全開にしていた。

すると・・・。


『もう喧嘩は済んだ?』

ちょっとクールな彼が純菜達の前に現れた。
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