私の化身




「うっ、うわわぁああぁああああぁ!!!」


初めて声をあげて泣いた。


まったく彼のことが気にならないほど泣いた。




「ごめんっ、私のせいで!!!ごめんねぇぇーーー!!」







最後は声を張り上げすぎて、ガラガラになったけど、胸のつっかえがなくなったように感じた。





彼は私が泣いている間、ずっと彼は傍にいてくれた。

まるであの子のように……



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