愛されたかった、好きだった。
「ま、忍がどうでもいいって言ってンだから帰ろーぜ」
麗央の言葉で忍くんは校門へと足を進める。
ふと、窓を見ると反対側の校舎に秋斗と仁太とあの三木 紘とかいう女とが歩いていた。
まじで邪魔だな、あの女。
「ねぇ2人とも_______
僕らだけでもリンリンに尽くそうね」
「当たり前だろ、俺たちは鈴を守るためだけに一緒にいるんだから」
「ああ、鈴音には世話になっているから借りは返す」
どんなことがあろうとアンタを潰すよ。
悪く思わないでよね、リンリンの邪魔なんて誰にもさせない。