手に入らないもの




お父さん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



大好きだった。


包容力があって

優しくて

頼りがいがあって






大好きだった。




でも・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



















もういないの。



お父さん。


もう私のそばにいないの。

上にいるけど。

そばで笑っていてはくれない。





いつもそう。



私はいつだって1人になってしまうの。


みんなみんな



私を置いていくの。




私も一緒に連れて行って欲しいのに



いっつも置いていっちゃうの。


だから私は


1人でも強く生きていかなきゃいけないの。



でもお父さんのぬくもりをもっと感じることが出来たら・・・・・・・・




こんなに心が冷たくなることはなかったのに。
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