手に入らないもの
君に幸せを
君の未来に幸あれ
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『○○公園の噴水の前にいる。 弘海』
今日は・・・弘海との久しぶりの再会。
ずっとずっと待ち遠しかった。
朝からワクワクしていた。
私は公園に着いた。
すると、弘海がいた。
こんなに胸が高まったのは初めてだった。
あの横顔が
お父さんにそっくり。
そう思うと泣きそうになった。
「弘海~!!!!!」
「おう、久しぶり。」
信じられない。
1ヶ月前は赤の他人で顔も知らなかった私達が
今こうして一緒にいる。
それだけでも
キセキみたいだった。
「・・・・・未亜、、、だよな?」
名前で呼ばれて
呼び捨てで呼ばれて
それだけでドキドキした。
「うん。。。。」
「お前、何であの時いきなり俺を呼び止めたんだ?
友達なら他の人でもいいんじゃね?」
「違うの。ってか、私も良く分かんない。
いつの間にか弘海を追ってた。
んでいつの間にか弘海に声かけてた。」
「バ~カ!!!お前、本物のバカだな笑」
「何それ~!!!!!」
こうしてはしゃぎまくったんだ。
この時は
ただ幸せで
ただ新鮮で
嬉しかったんだ。
だからこの先の不幸も
「弘海・・・・・・・・・・・・?」
分かんなかったんだ。