手に入らないもの



「なんか.....ごめんね。杏。あの人ね、乙葉さんって言うの。私の大好きな人の彼女なの。私……フラれた。でも乙葉さん私に結構恨みあるみたいなんだよね」

「なんでかな……あの人は何でも持ってそうなのに。」

杏は私の気持ちを全部分かってくれた。

本当……最高の友達。



私は涙を流して

ただ訴えた。

杏は全部受け止めてくれた。


本当に良かった。

杏がいてくれた。



最後は2人で泣いた。

マイクが入ってたから


スゴい大音量の泣き声だったと思う。
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