手に入らないもの
私たちは男たちにラブホの前で降ろされた。
「汚してごめんなぁ!!」
高笑いして、男たちは去っていった。
「杏……ごめんね……」
「何で、美亜が謝るの??美亜は悪くないじゃん、全部あの女がいけないんだよ。美亜は…ただ…弘海くんが好きなだけなのに....」
やっぱり杏は優しすぎるよ。
大好きだよ。
「ありがと。」
「今度は大好きな人とセックスしようねっ☆★」
「もちろん♪」
汚されたけど......
私は前を向くよ。
ずっとずっと
前を向いて歩いていくよ。