手に入らないもの
俺は高野弘海。

………俺は今まで、1人で生きてきた。

本当の恋愛なんてしたことなかった。

………必死でぬくもりを探してた。


高校生になった今。



そろそろ本気で恋をしたい。

包まれたい。

愛されたい。


本当に思ってた。


そんな時、君に出会った。



運命って本当にあるんだな。


今まで運命なんて信じて来なかったし、興味もなかった。


「ずっとずっと弘海だけだから…」

そう言って告白したヤツもいたけど。

1週間後は他の男に告白。


本当…女ってろくなヤツがいないなって。


正直、呆れた。


信じらなかった。


………だから本当の恋をしたくても出来なかった。


でも、やっぱり君が…



俺の運命を変えてくれた。
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