生き続ける意味 **番外編**
佑真先生は、慌てたように首を振る。
「いや、いいんだよ!謝らなくて!
ありがとうね、桜ちゃん。わざわざ会ってくれて。
もし、桜ちゃんが良かったら…これからも、少しでいいからたまに会いに来てくれたら嬉しいかな…」
また、会いに…
「あたしで、いいんですかね…?
なんか、ヒカリちゃんが嫌だったら…」
佑真先生は首を振って、笑った。
「そんなことはないと思うよ。
あの子ね、ちょっと特別な事情があって、今はあんな状態だけど…
桜ちゃんと初めてあった時の雰囲気がね、なんとなく、今まで見たことない表情してて…
だから、桜ちゃんには大変かもしれないけど、たまに会いに来てもらいたくて…」
…そうなの?あたし、全然しらなかった…
「…わかりました。役に立てるかわからないですけど…」