生き続ける意味 **番外編**
あたしはうなずくと、
テーブルにハンバーグがのったお皿を運んだ。
二人ともイスに座る。
「いただきます。」
ん、おいしい!よかった…
「うま!最近、料理の腕上げたよな、桜。」
そう言い、パクパクとご飯を口に運ぶ亮樹兄ちゃん。
ふふふ、なんせ、高校生になってから、ご飯を作る担当日が多くなったからね!
レパートリーが増えたし!
あたしも、何口か食べた…時。
…んっ…
…なに?
お腹から来る、気持ち悪さ。
思わず、口を押さえてしまった。
「…桜?どうした?」
瞬時に、真剣な顔になった亮樹兄ちゃん。
…お腹がぐるぐるして気持ち悪いような。
しばらくすると治まった。
「…大丈夫。治った!」
心配してる亮樹兄ちゃんに、笑顔を作る。