生き続ける意味 **番外編**
*再会
「ごちそうさまー。」
心底からのため息をつく。
ひとりって寂しいもんだね。
亮樹兄ちゃんの分もあるし、今日は寒いからシチューを作って食べたけど...。
やっぱりなんとなく寂しい。
あたしは、ソファーにゴロンと横になった。
はぁー。お腹いっぱい。
まぶたが重くなってきて、眠りそうになったとき。
ガタンっ
「わあっ!」
窓の外から聞こえた、衝撃音。
なにか...固いものにぶつかったような音。
思わず飛び起きた。
「な、なに?」