生き続ける意味 **番外編**
薄暗い中に見える、白くて細い足。
こんなに寒いのに...洋服にパーカーを羽織っただけ?
しかも、下は膝丈の白いスカートだし…。
近寄ると、暗い中に顔が見えた。
目をつむっていて、紫かかっている唇。血色のない頬。
手は氷のように冷たくて、苦しそうに呼吸をしていた。
「大丈夫ですかっ?!」
そう声をかけるも、意識がないのか答えがない。
ど、どうしよう。めっちゃ冷たいよ!
このままじゃ、死んじゃうよね...!
とりあえず中に...運べるかな?
腕を持って、何とかして玄関まで運んだ。
「はぁー……」
玄関に入ったら、冷たい風がなくなって、暖かくなった。
さて、どうしようか…。