生き続ける意味 **番外編**
♣ あたしの決断
* 見えなかった本音
このノートをすべて読み終わった時、あたしは涙でぐちゃぐちゃな顔に、
また、大粒の涙がこぼれた。
目の前が何も見えないくらい、涙が溜まって。
声に出せない泣き声で、ひたすら泣くしかなかった。
運命はひどいと思った。
あたしは、晴ちゃんの仏壇の前で、泣き崩れるしかなかった。
このノートは、晴ちゃんの、3年間分。
3年間分の闘いと生きた証だった。