めはくちほどに
椅子に座って、河上の隣に行く。PCの周りに沢山のメモが貼ってある。
そして資料のようなものが積んである。
「ねえねえ昼何食べる?」
「外行くの嫌なんじゃないの?」
「それとこれとは別」
携帯でランチを検索し始める河上。
「冷麺食べたい、ねえこれ良くない?」
「あ、美味しそう」
「今日お弁当ないの?」
「寝坊して忘れたの。朝ごはんも食いっぱぐれた」
今の私は引き出しの中に入っているチョコレートをちまちまと食べて繋いでいた。
家族もみんな寝坊して、ドタバタと家を出てきた。