お茶にしましょうか

俺の話を聞き終えると、皆、一斉に溜息を吐く。



「なーんか…江波らしいね」

「そういう江波、俺は好きだぜ。うん」



順に皆が立ち上がり、言う。

そろそろ午後の教習が始まりそうだ。

さあ、ひとっ走り行くとしよう。

未だに空は、憎たらしい程、青かった。
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