お茶にしましょうか
己の使命を果たすため、その熱い想いがよく伝わってまいりました。
その想いは、私にまで伝染してきそうです。
「何だよ、あんた達って…姐さんだって、マネージャーだって部の一員だろ」
やはり、マネージャーの彼女は、とても素晴らしい方だと思います。
やはり、私ではその役は務まりません。
他に、適任者がいらっしゃるはずなのです。
しかし、私を仲間に入れようとしてくださったことを、心より嬉しく想いました。
ただ、感謝の一言です。
「先ほどは、容易にお返事してしまい、申し訳ありませんでした。お誘いくださって、ありがとうございます。必ず、一度考えておきますね」
「こちらこそ…心ないこと言ってしまって、ごめんなさい。是非、考えて、ください。お願いします」
マネージャーの彼女は、頭を深々と下げられました。
考えてもいなかったので、私は惑ってしまいました。
「そ、そんな、やめてください…!お顔を上げてください…!」
私は、大それた人物などでは、決してありません。
何と申し上げても、お顔を上げてくださらない彼女の周りを行き来しては、私は何時までもまごついていました。
本日の昼休みは、練習が出来ずじまいでした。
そして、日々変わりゆくことを感じます。
私の、人の心もこれ程に、変わるものなのですね。
実に素敵だと、私は思います。
Scene 17 変わりゆく根源
その想いは、私にまで伝染してきそうです。
「何だよ、あんた達って…姐さんだって、マネージャーだって部の一員だろ」
やはり、マネージャーの彼女は、とても素晴らしい方だと思います。
やはり、私ではその役は務まりません。
他に、適任者がいらっしゃるはずなのです。
しかし、私を仲間に入れようとしてくださったことを、心より嬉しく想いました。
ただ、感謝の一言です。
「先ほどは、容易にお返事してしまい、申し訳ありませんでした。お誘いくださって、ありがとうございます。必ず、一度考えておきますね」
「こちらこそ…心ないこと言ってしまって、ごめんなさい。是非、考えて、ください。お願いします」
マネージャーの彼女は、頭を深々と下げられました。
考えてもいなかったので、私は惑ってしまいました。
「そ、そんな、やめてください…!お顔を上げてください…!」
私は、大それた人物などでは、決してありません。
何と申し上げても、お顔を上げてくださらない彼女の周りを行き来しては、私は何時までもまごついていました。
本日の昼休みは、練習が出来ずじまいでした。
そして、日々変わりゆくことを感じます。
私の、人の心もこれ程に、変わるものなのですね。
実に素敵だと、私は思います。
Scene 17 変わりゆく根源