Dear.あんぽ先生。

第一志望校の高校に受かった時

先生は自分のことのように喜んで

ハイタッチしてくれたよね。

あの時の手のぬくもり忘れないよ。


卒業が近づいて

先生と会える日も

両手で数えられる程になってきて

そして気がつけば卒業の日を迎えていた。

最後のHR、先生は教卓で泣ていた。

本当に最高のクラスだった。

みんなからの

花束と色紙とコルクボードを持った先生の姿は

春の日差しを浴びて

とても美しく見えた。
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