私の名前
あんなに楽しかったデートが終わりに近づいている。
連夜に思い切り抱き着く。
彼の胸に顔をうずめ今日までの思いをつぶやく。
「連夜…好き。大好きだよ」
今日、何回も伝えた言葉。
いつもは恥ずかしくてなかなか伝えられない気持ち。
最後くらいたくさん伝えたい。
「っ…」
??
何の反応もない連夜を不思議に思い、上を向き顔をのぞいてみる。
「フフフ…」
そこには思った通り、顔を真っ赤にした連夜がいた。
「連夜…顔、真っ赤だよ?」
「見るなよ…」