私の名前
でもね?そんな時に知ったんだよ。
あなたは私を好きじゃなかったこと。
学校に忘れ物をしたある日、連夜と朔久くんの会話を聞いちゃったんだ。
あなたは、”凛さん”が好きだったんだね。
真実を知って連夜を嫌いになろうともしたよ。
別れて本当に好きな人と幸せになって欲しいとも思った。
でも、好きで…好きすぎて、大好きすぎて…そんなのは無理だったんだ。
そんな私の様子に紗奈がすぐに気づいてくれて、私のそばにいてくれた。
朔久くんに迷惑かけちゃったのは、そのときかな。
朔久くんに、「あの時はごめんね」って伝えてほしい。