私の名前



「っ……」

読み終えたとともに、俺はすぐに家を飛び出した。

「ちょっと!連夜!!どこ行くの!?」

母さんのそんな声は、俺には届かなかった。

大通りでタクシーを拾う。

「空港へ!」


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