私の名前
そして、彼女の耳元でささやく。
「ぜってぇ俺のこと好きにさせてやるから…覚悟しとけよ」
思った通り顔を赤くした鈴音。
「どーしたのかな?鈴音ちゃーん??」
分かっていながら言う俺は本当に意地悪だと思う。
「いじめないでよ~…」
そう言って両手で顔を覆ってしまう。
…なんなんだよこの可愛すぎる生き物は!
チュッ
「…!?×〇#$%」
俺を見ていた鈴音の頭の上にキスをした。
さっきよりもさらに顔が赤くなった鈴音は、一生懸命頭の上を押さえている。
「ばーか」
それから目的地に着くまでずっと真っ赤な鈴音を見て笑っていた。