早く私をみなさい!
早々の失恋
「好き…」
私は耳打ちでいった。耐えられなくて、その場から逃げてしまった。返事どうなんだろう。
~その一週間後~
ザワザワ…ザワザワ…
なんだ?教室が騒がしい。
「おはよ~花~」
私は言うこと言ってご機嫌だった。
「おはよ~…って!ラノ!あんたなんもきいてないの!?」
私はキョトンとしている。
「うん。そうだが?なにを聞くんだ?」
花は頭を押さえていった。
「あんた、先週。アイツにこくったでしょ?同じ日にアイツ、あの学校一の美女。霧島 恵梨奈にコクられて…」
私の予想当たるな…
「…付き合った…って…。」
嘘…嘘だったらいいのに。
「あぁ、そうか。よかったじゃないか。好きな人と付き合えて、幸せだろう。アイツは…あ、花。私、大丈夫だから。心配するな」
あ、私、今泣いてる。止まらない。なんで。
「大丈夫!アイツよりいいやつしかいないから!泣かないでよ~…私も泣いちゃうよ~う、うぅ~。」
「なんで、花がないてんの~。意味がわからん」
「なんでか、私もわかんな~い。」
二人は顔をぐちゃぐちゃにして、
「う、うわぁ~~~んもう、意味わからない~」
てなわけで、私ふられました。


はじめまして、私、『佐渡 ラノ』(さど らの)っていいます。見たらわかるように、私はふられた。ふられた、相手は、『地田 大地』(ちだ だいち)。学校一美男とかバカ言われてる、バカだ。あいつとは、小学校のときから一緒だ。私は小学3年からあいつが好きだった。どこがよかったんだろうな、あんなバカで、走りと顔しか取り柄なくて、女心なんて全くわからない、あいつ。まあこいつなんて後でいいか。
それから、さっき話していたのが親友、『稲穂 花』。保育園からずっと一緒だ。何をするにも一緒だ。よかった花がいて。花がいなかったらまだ泣いてたと思う。
さぁて、これからどうすっかな~。また、二次元に逃避行…。それもいいかもな。
<キーンコーンカーンコーン>
気づくともう、部活の時間だった。『よし、いくかぁ』。<バンッ!>誰かに机を叩かれた。
「なんだ、きさま。誰だ。気持ちが悪い、私の机に触るな。」
その、男はなんだか怒り口調でいった。
「忘れんなバカ!俺だよ俺!」
キモいな。
「きさまを、オレオレ詐欺でうったえてやる。」
また、おんなじようにこんなことを言った。「俺だ!一年のときコクった!須田 快里(すだ かいり)だ!」
あ?
「あ?須田?コクった?誰に?」
今度は顔が真っ赤だった。
「お前だよ!お前!バカじゃねえのか!?」
「きさまより、頭はいいはずだ。私の成績学年トップだから。」
こんな感じでまた、変なやつにあってしまった。誰だ?こいつ。
~続く~
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