唄に想いを込めて


「……翔…」


翔がこんなに私を思っていてくれたことが

たまらなく嬉しくて
言葉にならなくて

名前を呼ぶことしかできなかった




「これからは隠すことなく奏を想って唄えるなんて……


………夢…みたいだ」






あまり表情を出すことがない翔が、とても嬉しそうに笑う


その笑顔があまりにも眩しくて、純粋で…私の目から涙が溢れた











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